ポケモンの弱体化とは、ポケモンの強さを下げることを指します。日本語では「能力弱化」とも言われます。今回は、その中でも特に話題になったポケモン、ガブリアスの弱体化について解説します。
ガブリアスは、第四世代から登場したドラゴンタイプのポケモンで、非常に強力な特性「すなおこし」を持っていました。この特性により、戦闘中に砂嵐を起こし、天候が砂嵐になることでガブリアスの飛行タイプの弱点が無効化されるため、防御力が上がりました。そのため、砂嵐で環境が整えられると、ガブリアスは非常に強いポケモンとして知られていました。
しかし、ポケモンの強さを調整するために行われた「ポケモンSV（ステータスバリュー）」というシステムにより、ガブリアスの弱点が弱められることになりました。具体的に言うと、ガブリアスの特性「すなおこし」が砂嵐を起こしたときの防御力の上昇率が従来よりも低くなったため、砂嵐の恩恵が少なくなりました。その結果、ガブリアスの強さが下がり、使用率も徐々に減少しています。
また、その他にもガブリアスの消えた技や特性もあります。例えば、第四世代では「スケイルショット」という物理攻撃技を覚えることができましたが、第七世代では技が廃止されているため覚えることができません。さらに、第五世代では「バトンタッチ」という技を使用して特性を変えることができましたが、第六世代からは使用できなくなりました。このように、ガブリアス自身が弱体化しただけでなく、使用できる技や特性も減っているため、今までとは異なる運用が必要になりました。
今回のガブリアスの弱体化は、ポケモンバランスを調整するために行われたものであり、他のポケモンでも同様の調整が行われています。もちろん、ガブリアスはまだ強いポケモンですが、以前ほど圧倒的な存在ではなくなったと言えるでしょう。
以上が、ガブリアスの弱体化についての解説でした。ポケモンのバランス調整は、今後も継続して行われるため、プレイヤーは新しい環境に適応しながら、改めてポケモンを使いこなしていく必要があります。
