【ポケモンSV】不遇すぎる『草タイプ』ポケモンの歴史について解説 第1世代~第9世代【スカーレット/バイオレット】

【ポケモンSV】不遇すぎる『草タイプ』ポケモンの歴史について解説 第1世代~第9世代【スカーレット/バイオレット】

ポケモンは架空の生き物で構成されたゲーム、アニメ、トレーディングカードなどで世界的な人気を誇るメディアミックス作品です。ポケモンには「タイプ」という属性があり、その中の1つが「草タイプ」です。草タイプに属するポケモンは、様々な植物や草をモチーフにしたデザインが特徴的です。

しかし、ポケモンの世界において草タイプのポケモンは、他のタイプのポケモンに比べて不遇な立場にあります。それは、戦闘面や人気度などさまざまな面において表れています。

まず、初代のポケモンゲームである「赤・緑・青」の時代から、草タイプは弱いという印象がありました。初代では草タイプの弱点である「虫タイプ」のポケモンが多く登場し、どんなに育てても強くならないという問題がありました。また、当時の序盤には炎タイプのポケモンが多く登場し、種族値や技の優秀さから人気がありましたが、草タイプはその中でも弱い部類に属していました。

第2世代になってもこの傾向は変わらず、さらに雪が積もるという環境が追加されることで火力が減ることもあり、草タイプの不遇は続きました。

その後も第3世代や第4世代でも、草タイプのポケモンは他のタイプのポケモンに比べて弱さや技の優秀さが劣っているという評価がありました。さらに、トレーニングや戦闘を行う上で必要になる「技マシン」や「技レコード」でも優先的に選ばれるのは火や水のタイプのポケモンで、草タイプのポケモンは多くの技を覚えられないという問題もありました。

第5世代からは技の改善や新たな技の追加などが行われ、草タイプのポケモンも少しずつ強化されていきました。しかし、それでも他のタイプのポケモンと比べると人気や使用率が低いという現状は変わらず、第6世代や第7世代でも草タイプのポケモンは対戦において中途半端な存在となっていました。

そして、第8世代のゲーム「ソード・シールド」では、新たに導入された「エイブルアームズ」という要素で、草タイプのポケモンが一時的に強化されることができるようになりました。そのため、一部の草タイプのポケモンは活躍する機会を得ることができましたが、それでも全体的に見ると草タイプのポケモンは不遇な存在となっています。

第9世代に登場した「ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」では、最強のポケモンと呼ばれる伝説のポケモン「ゼルネアス」が草タイプであり、草タイプのポケモンの強さの可能性が感じられる一面もありました。しかし、まだまだ草タイプのポケモンは他のタイプと比べて弱さや人気が劣るという現状は変わっていません。

現在、ポケモンの歴史を通して見ると、草タイプのポケモンはずっと不遇な立場にありました。しかし、草タイプのポケモンには魅力的なデザインや個性、そして自然や植物をモチーフにした魅力があります。また、最近では草タイプのポケモンの中でも個性的で人気のあるポケモンも登場しており、今後もその可能性を秘めていると言えるでしょう。

スカーレットとバイオレットのポケモンも、草タイプのポケモンの中でも魅力的なポケモンの一つです。草タイプのポケモンの歴史を振り返るとともに、今後も草タイプのポケモンの活躍に期待したいと思います。

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