舞台：学校の音楽室
登場人物：
小学生A：主人公の小学生
音楽の先生：音楽室の先生
おばけ：学校の怪談に登場するおばけ
小学生A：あの、音楽室からピアノの音が聞こえるんですけど…先生、今日は誰かが練習してるんですか？
音楽の先生：いいえ、今はピアノの練習はしていませんよ。他のクラスの授業中ですし。
小学生A：でも、はっきりとピアノの音が聞こえるんです…
（ピアノの音が再び聞こえてくる。）
音楽の先生：あれは…ポケるん心霊劇場の音楽室に関する怪談じゃありませんか？
小学生A：ポケるん心霊劇場…そ、そんなことあるんですか！？
音楽の先生：ええ、この学校では有名な怪談なんですよ。でも、本当はただの噂でしょう。
おばけ：（突然現れて小学生Aに近づく）それでは試しに、私の美しいピアノ演奏を聴いてもらいましょう…
小学生A：きゃあああ！お、おばけさん！？
音楽の先生：（驚き）お、おばけ！？
おばけ：怖がらないでください。私はただピアノが好きで、生前は音楽室にこっそり入り込んで練習していたんです。
小学生A：でも、それって怖いじゃないですか…
おばけ：でも学校がお休みの日にひっそりと音楽室で演奏していると、誰かが来たときにはピアノの蓋を閉めて隠れていたんです。それがポケるん心霊劇場の怪談になったんですよ。
小学生A：うわあ、驚きました！でも、おばけさんのピアノ演奏は本当にきれいでした。
音楽の先生：そうですね、私も今回初めて聞かせていただきました。お返しに私もピアノを弾いてみましょうか？
（音楽の先生がピアノを弾き始める。）
小学生A：いいですね、みんなで楽しく音楽を奏でることができるなんて…怪談よりも楽しいですね。
おばけ：そうですね、私もただのピアノが好きだったんです。みんなと一緒にピアノを弾けて幸せです。
（幸せそうな表情で消えていくおばけ。）
小学生A：（うっとり）本当は怖いポケるん心霊劇場も、こんなに素敵な思い出ができて良かったです。
音楽の先生：そうですね。怪談じゃなくて、学校でのひとときを楽しんでほしいですね。さ、ピアノの練習をはじめましょうか？
小学生A：はい！（音楽の先生と一緒にピアノを弾き始める。）
