東アジアの干支のひとつである「巳年」は、蛇の年と呼ばれています。そこで、今回は蛇をモチーフとしたポケモンの中で、最も無能なポケモンを決めてみたいと思います。
まず、ポケモンの中での蛇の代表的なポケモンといえば、ヒールのピカチュウや怪蛇のヒトカゲが挙げられますが、今回は全国図鑑No.23のアーボに注目しましょう。アーボは、三方向に分かれた尾を持つ不気味な外見が特徴的で、その名前の由来も「アナコンダ」からきています。
しかし、戦闘力や使い勝手を考えると、アーボの能力は決して優れているとは言えません。まず、タイプは毒と地面であるため、強力な地面タイプの攻撃に弱いばかりか、毒タイプの特性「あくしゅう」により倒れた相手ポケモンの攻撃力が上がってしまうという欠点があります。また、技のレパートリーも少なく、強力な攻撃技が乏しいため、戦闘においてもあまり活躍できないと言えるでしょう。
さらに、アーボのポケモン図鑑のエントリーを見ても、その能力や特性を褒めるような記述はありません。逆に、「こうもりポケモン」や「酷い見た目」など、あまり良い印象を与える言葉にはなっていません。
そのため、巳年にふさわしい最も無能な蛇ポケモンとして、アーボを選ぶことができるのではないでしょうか。しかし、強力なポケモンに育ててしまえば、そのイメージも変わるかもしれません。どのポケモンも、育て方次第で活躍できる可能性を秘めているので、決して一概に「無能」とは言い切れないとも言えるでしょう。
