「速成カップ」とは、ポケモンGOの中で行われるプレイヤー同士のバトルで使われるルールや条件が特別に設定された期間限定の大会のことです。この大会で使用できるポケモンは、一定のCP（コンバットポイント）以下である必要があります。そのため、バトルで強いポケモンを簡単に手に入れることができる可能性があります。
しかし、ここで問題が発生しました。プレイヤーたちは、あまりにも激しい勝負をするために、大会が始まる前にCPの高いポケモンを持っている仲間やアカウントからCPの低いポケモンを入手します。これを「速成」と呼び、大会期間中にはCPが低いポケモンが爆発的に急上昇する事態が発生してしまいます。
そこで、Niantic社は急いで対処策を講じ、速成を防ぐために「速成カップ」を開催することを発表しました。この大会では、バトルに参加するポケモンは事前に用意したポケモンしか使用できず、CPの高いポケモンを入手することができません。
しかし、この対策が意図した効果とは裏腹に、今度は参加者たちが「速成カップ」に参加するためのCPの低いポケモンを入手するために、砂を大量に投入するようになりました。砂はポケモンの強化に必要な素材であるため、一部のプレイヤーは砂を大量に使用してポケモンを強化することで、速成カップで優位に立つことを狙ったのです。
その結果、多くのプレイヤーが砂の需要が急増したために砂の値段が急上昇し、砂を求めるプレイヤーたちは高額な価格で砂を購入することになりました。この現象は、「爆上げ」と呼ばれ、プレイヤーたちの間で大きな話題となりました。
さらに、「速成カップ」では限定されたポケモンしか使用できない「キャッチカップ」が開催され、砂を投入して高いCPのポケモンを手に入れることができないという制限が設けられました。これにより、プレイヤーたちはより勝負が難しくなり、バトルの展開は unpredictableなものになりました。
結局、「速成カップ」は運営の意図するよりもも数多くの問題を抱えてしまった大会となりましたが、その分新たな刺激や挑戦を求めるプレイヤーたちにとっては楽しみに満ちたものとなっています。
