禁止級伝説ポケモンとは、ポケモンの世界で非常に強力であり、使用が制限されている伝説のポケモンのことを指します。ここでは、初代から第5世代までの禁止級伝説ポケモンのモチーフを考察していきたいと思います。
初代の禁止級伝説ポケモンは「ミュウツー」です。ミュウツーのモチーフは、巨大な眼と尻尾を持つ「中国神話の九尾の狐」からきています。九尾の狐は人を惑わせる能力を持ち、ミュウツーもその精神力を使って相手を操ることができます。また、九尾の狐が現れる前兆として天候が荒れることから、ミュウツーにも天候を操る能力があります。
第2世代では「セレビィ」が禁止級伝説ポケモンとなりました。セレビィのモチーフは、スーサイドボマーによって生み出された「花王」からきています。花王は現実世界で枯れ果てたコントライブを復活させる力を持っています。セレビィも自然の力を使って時空を超えることができ、過去や未来を変えることができる能力を持っています。
第3世代の禁止級伝説ポケモンは「グラードン」と「カイオーガ」です。グラードンとカイオーガのモチーフは、それぞれ「ベヒーモス」と「リヴァイアサン」からきています。これらは聖書に登場する海の怪物であり、グラードンは地の怪物、カイオーガは海の怪物を象徴しています。また、天を割る力を持つとされるベヒーモスと、海を支配する力を持つリヴァイアサンの能力をグラードンとカイオーガがそれぞれ持っています。
第4世代では「ディアルガ」と「パルキア」が禁止級伝説ポケモンとなりました。ディアルガとパルキアはそれぞれ「時」と「空間」を象徴しているとされ、モチーフは「神話の龍」と「神話の虎」からきています。時空を超える力を持つ龍と、空間を支配する力を持つ虎の能力をディアルガとパルキアがそれぞれ持っています。
最後に第5世代の禁止級伝説ポケモンである「レシラム」と「ゼクロム」について考察します。レシラムとゼクロムはそれぞれ「真実の道」を探す者と「理想の道」を探す者を意味しています。モチーフは、「神話の狼」と「神話の竜」からきており、それぞれ探求や冒険を意味しています。また、真実と理想は常に対立するものであり、レシラムとゼクロムの間にも対立が存在します。
以上が初代から第5世代までの禁止級伝説ポケモンのモチーフの考察でした。禁止級伝説ポケモンはそれぞれ強力な能力や神話や伝説から取り入れられたモチーフを持っています。ポケモンの世界にはまだまだ多くの魅力的なポケモンが存在することを感じさせてくれます。
